佃七緒・熊田悠夢

入れ子-露光-echoing echoes

明日香村と個々に関わってきた二人が、木彫や陶の作品を明日香の土地に「置きなおす」展覧会を行います。鑑賞者の方々に、展示および村内を巡っていただけるような手引き書も製作中です。

「もう一度村を歩こう。」とカメラを片手に村内をうろつく。とりかこむ山、葉の影、まぶしい、どちらかの記憶、水音、農機具のしまい方、作品、なくなった椅子、蒸し暑い、稲光、今の気分。エコーは方々から返ってきて、土地・作品・自分それぞれの現在地点を知らせてくれるも、重なり入り組んでつかめない。

マップを作るように、今できる配置を楽しむ。

佃七緒/熊田悠夢
「入れ子-露光-echoing echoes」

【会期】
2023.10.27(金)- 11.5(日)
※期間中の金土日のみオープン

【時間】11:00 – 17:00

【会場】
シェアスペース&キッチン ももしき
奈良県高市郡明日香村越540 →map
※近鉄飛鳥駅から徒歩5分。駐車場あり。


【関連ワークショップ】

作家2名がこれから実際に展示する作品(陶・木彫)を使い、実際の会場にて、参加者のみなさんと「展示(置く)」を試みます。また、完成した展示を全員で「鑑賞(みる)」します。

●日時:
10/13(金)17:00
10/14(土)10:00 / 13:00 / 15:30
(各回1時間半程度)

●場所:
シェアスペース&キッチン ももしき(詳細上記)

●参加費:2500円 
※アトリエ・ふね月謝制の方は2250円

●参加人数:各回5-8名

●年齢:3歳~小学校6年生まで
※3.4歳は保護者同伴

●応募方法:現在準備中です。少々お待ちください。




佃 七緒(つくだ ななお)
nanaotsukuda.com

1986年大阪生まれ・在住。2009年京都大学卒業、2015年京都市立芸術大学大学院(陶磁器)修了。
国内外に訪問・滞在し、他者の日常生活での周囲の環境や状況への「カスタマイズ」を抜き出し、陶や布、写真、映像などを用いて表現している。

近年の主な活動に、La Wayaka Currentにて滞在制作 (アタカマ砂漠・チリ/2023)、「RAU都市と芸術の応答体2022」の展示に参加(黄金町・神奈川/2022)、京都HAPSでの企画『翻訳するディスタンシング』の資料集を出版(2022)、「包む Tsutsumu」送付型プロジェクト(AIT/全国/2021)、飛鳥アートヴィレッジ展覧会「回遊 round trip」(飛鳥坐神社/奈良/2019)など。




熊田悠夢(くまだ ゆうむ)
www.yumukumada.com

1992年出雲生まれ、京都育ち。2017年〜2020年の4年間明日香村に在住。現在は京都・奈良にて活動。2017年京都市立芸術大学大学院美術研究科漆工修了。
自然が生みだす現象とそれに感応し意味を問う人間との関係性について、木などを用いて作品制作を行う。明日香村岡の「森ある暮らしラボ」の改修サポートとして携わり、2017年から現在までラボの2階で未就学児〜小学生向けの造形教室を月に4回開催している。

近年の活動は、「王寺まちの芸術祭」(天理・達磨寺/奈良/2022)、個展「おとずれる想像」(同時代ギャラリー/京都/2022)、春日山アートプロジェクト展覧会「春日山原始林・滝坂の道の大きな杉」(京都・奈良/2020-2022)、「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」(奈良/2021)、など。